井伏鱒二さんの釣魚記を読みたくて本を借りてきた。
釣魚記には面白い話が載っていて、
釣りの達人からアドバイスを貰ったら簡単に魚が釣れるようになった。
だけど自分なりにさらに良くしようと色々手を加えていくと段々と釣れなくなっていった。それでも色々やっていくとまた少しづつ釣れようになって最終的にはすごく釣れるようになった。
その釣り方は最初に達人からアドバイスをもらったやり方と全く同じだった。
という話。
この話のミソは
「アドバイスを変えずに素直になれ!」
という事では無くて
「自分なりに色々やった事が自分の自信になる」
と書かれています。
その釣魚記が収録されているのが井伏鱒二全集しかないので借りてみた。
全集なので釣魚記以外にも色々収録されているので読んでみると、
昔の言葉・表現で書かれているので慣れず読みにくく感じる。
だけど
読み進めていくと
その時代に流れていた
たおやかな時の流れにタイムトリップして心にほっこり心地良く、
そして
日本人のDNAが目覚める感じ。
今まで敬遠していたちょっと昔の本を読んでみよっと。