早川一光の「こんなはずじゃなかった」
わらじ医者からの最期のメッセージ
医者としてバリバリやっていた著者が老いて衰えていく自分が感じている事を赤裸々に書かれた名著。
特に私が感じたのは「寂しい」という事を常々訴えていた。
そして思い出した。
一軒家の二階を間借りする際に
一階の85歳になる大家さんが
「音が無いと寂しいから
うるさくしてかまわない。」
と言っていた。
だけど
その時はその寂しいという感覚が分からなかったから
「変わった人だな」
と思ってしまったけど、
この本を読んで「寂しい」の本当の意味が分かった。
しかも最後は孤独死になってしまった。
もうちょっと私がことあるごとに
気にかけていれば
寂しい想いも和らいで
もっと良い死に方になったのかな。
親もいい歳になってきたので
色々考える切っ掛けになりました。